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二〇〇五年八月二日(火) 第十四号 |
ラブポエマー・リザルク=フィネル氏、出国！！七月三十一日、ラブポエマーとして、ペジュオンに名を馳せた、リザルク=フィネル様が、この国から旅立たれました。彼は口説き魔としても有名であり、「これでペジュオンの女性達は安心して街を歩けるようになりますわ」とは赤薔薇姫の言。どれだけの女性と付き合いがあるのかは、不明ですが、十股は当然という噂もあり、かなりの数だと推測されます。 長い間この国にとどまり続けていたリザルク様、気になる出国理由については、「まだ見ぬ素敵な女性を求めて――もとい！ 広き世界をこの身体で感じる為に」と、やはり女性関係であることを匂わせておりました。「はっはっは。刺されるのが怖くて愛など囁けるものですか（胸を張り）」と話の間にぽろりと零された本音っぽい台詞から察するに、よっぽど命に関わるような危ない事態なのかもしれない、という話も出ておりました。 しかし、それは主たる理由ではなかったようです。私は聞いてしまいました！！あのリザルク様が、実は酷い水虫に悩んでいただなんて･･･！！ 見送りのためだけにペジュオンに立ち寄ったという、リザルク様と長い付き合いである丘船長・リチャード様も言っておられたので、きっと間違いではないでしょう、ええきっと。本人は「 愛憎劇なり何なりは譲歩するとして、水虫だけは断固として違いますっ！」とおっしゃってましたが、そこまで強く否定することが逆に怪しいのです。リチャード様が薬と偽って香水を手渡したときも、「ああ塗ってやるさ、水虫じゃないが塗って塗って塗りまくってやるともさっ！」と、自棄気味に足に塗ってられましたし、水虫の治療に町を出て行くのは、ほぼ間違いないでしょう！！ ちなみに塗りたくった香水の匂いは、おそらく一週間は消えないでしょう。凄い匂いを待ち散らしておりましたが、次の街に着くまでに消えていることを祈ります。 さて、お別れというのに最後までいじられていたリザルク様、しかし「最後くらいは不釣合に格好よく、渋く去ろう」との言葉通り、最後はばっちりと決めてくれました。 リザルク様の最後の旅立ちの言葉、そのまま掲載させていただきます。 （皆に頷き、すっと息を吸うと姿勢を正す。芝居がかった動きで）此度は道化の幕間劇にお付き合い頂き、真に重畳至極 永き旅路の果て、もし私がこの街へ再び訪なった時…その時は一言、「お帰りなさい」と言って下さればこれ以上の幸いはありません それでは皆様、良き人生という名の旅路を。――また何時か、何処かで （一礼し、荷を背負うと振り返らず歩き出す。その足取りは堂々と。あくまで堂々と） 雑記〜高額賞金首、強奪〜最近、掲示板が活気付いています。といっても、イベントなどの広告ではなく、賞金首や強奪などについての意見についてですが。これらはやられたら確かに爽快とはいえない部分がありますが･･･掲示板に書き込んでまで騒いでいるのは、何故なのだろうか、と感じます。賞金は、そのシステムがある限りは管理側が何を言ったとしても掛ける人は掛けるでしょうし、そのやり方について、『その人のスタイル』だと言われたらそれまで、です。強奪も然り。行うにはそれだけのリスク･･･一日の行動制限に、狙ったものの価値の二倍の金額の賠償金を課せられます。そして成功する確率は低いです。それを押して盗みにくる人は、私にはむしろ尊敬にすら値するように思います。 今までこのシステムでやっていて、何故『今』たくさんの要望が出てくるのか―――それは、掲示板の話の流れ、ということもあるでしょうが、言えば本当に変えてもらえる可能性があるからということが関係してはいないか、と妙に勘繰ってしまいます。賞金をかけると*謂われなき賞金は禁止ですと出るようになったりと、掲示板での要望は反映されているからかもしれませんが。 掲示板での意見は目立ちます。同じ事をコメントと掲示板で言っても、確実に後者のほうが多くの人の目に止まるでしょう。賛同意見が出れば儲けたもの、一般的な問題として見られるかも知れません。 言わずもがな、なことでしょうが、あえて言います。 もし書き込んだ内容が問題として捉えられれば、管理する側の頭を悩ませます。その結果システムを変えるとしたら、更に時間を裂かせます。 それだけのことをさせる価値がありますか？ 二日遅れで既に『新』聞じゃない！とツッコミが出かかった方は、 どうかそのままお飲み込みくださることを期待します。 ■今日のプチコラム◆赤薔薇姫の好みの酒はラム酒。◆リザルク様は月曜の夜にはリザルクでなくてウサギのリザぴょんになるらしい。 ◆リチャード様はリザルク様に負けず劣らずのキザ野郎らしい。 ◆酒場に顔を覗かせた面々(23:26〜25:33)(敬称略・登場順)： レクス、 ビューティー赤薔薇、リザルク、赤茄子、ローガン、アビス、リチャード、エニィ |