二〇〇四年六月二十二日(火) 第四号 |
四葉の城、城主のエリュシオン=ウォンバート卿の想い人が、主君である赤薔薇の金髪美女姫であることが、昨晩明らかになりました!!シオン様は問い詰められ、当初は「なんのことやら!!さっぱりですなぁーー!!!」などと、あの方らしくない様子で否定されてらっしゃりましたが、お酒を召されると、人が変わったように笑い出され、姫様を愛していると思わせるようなことを、仰っていました。普段は騎士として仕える身であらせられるので、本心を述べる事ができなかったのでしょう…きっとそうに違いありませんッ!!守るべき方がゴボウキングだのと、多少混乱していらっしゃった気はしないでもありませんが、姫様の肩を抱き「この方は……私が連れて行く………異議のある者は前に出られよ!!」と叫んでらっしゃったのを、私は確かにこの目で見、この耳で聞いたのですからッ!! 当の姫様は、恥ずかしがってか、シオン様と姫様がお似合いだという内容のコトをリューク様に指摘されたときから、関係については「ワタクシはただの姫的存在でシオン卿は騎士的潜在でそんな事は全然!?」と仰られていました。しかし、私が重ねて好きかどうかを訊ねると、「好きですけど、別に、(略)」とばっちり答えていただきました…つまり両想い!!結婚式は間近なのでしょうか…お二人の関係に目が離せません… 酒場で、聞きなれない料理が出されました。その名も魔過露煮…詳しいことは不明ですが、魔獣を過ぎ切りにして露に浸して煮込んだものとか、魔の力をろ過して朝露で煮た物ではないのかと、さまざまな憶測が飛び交いました。「ある地方に伝わる伝統料理です」と、ウェイトレスのエルシア様は仰っていましたが、同時に「適当にはぐらかしておけってマスターいってたような」と小さく呟いておられたような気もします。また、ある方が『赤茄子のオイル焼き』とふざけて注文なさっていたのにも、「できないことはない…」などと、恐ろしいことも仰られていました…それ、冗談ですよね!?食べませんよね!?私も裏のっぽ様も、焼いて喰われるなんてありえないんですよねッ!?(文字が不自然にゆがんでいる) エタノール(アルコール度数99以上)、魔酒・エリクシルなどもあるそうで、その品揃えには驚かされました。エルシア様の言うには、「いついかなる注文がでるか分からないから、どんなものでも用意できるようになってるんだよ。マスターの趣味で」ということだそうです。皆様、酒場にお寄りの際は、レアな品を頼まれてはいかがでしょうか。 先日、私は久しぶりに神殿跡へ出かけていったのですが、迷子になり、あやうく餓死する寸前でした…いつもはマールの森に行けば何かしら一つは食べ物が見つかっていたので、いつものクセで、食料を持たずに神殿の方に向かったのが原因でした。幸い、なんとか酒場までたどりつけたのですが… そこで私はふと思いました。どうして森はあんなに豊かで食料が豊富なのだろう…と。この問題は色々なところで取り上げられ、今更特筆することでもないですが…一日にかなりの方が、森へ出向いて探索しているはずです。それにもかかわらず、森の資源は尽きることがありません…!!そして年中とれる作物の謎…例えば唐辛子。種類にもよりますが、確か唐辛子の収穫期は秋。…なのに年中採れるのはどうしてでしょうか…まさかペジュオンは熱帯の国!?しかし、いくら熱帯と言えども、季節を無視して年中実をつけるはずもありません。更に、そんな熱い地で、甲冑着た騎士様が、平気で外を歩いているはずがないでしょうし… 他にも、森なのに採れる魚や、何故かあるパンやケーキ、そしてミルクなどの謎は未だ完全に解明されていません。無限に近い食料は、いったいどうやって生み出されているのでしょう…謎は深まるばかりです… アネモス様:入り口でパンダに躓いて気絶。そのとき飛び出した剣が後頭部に激突。 赤茄子:入り口で潰される。舌を火傷。 リューク様:分身の術により20発ほど攻撃、ど派手な電気ショックを受ける。 ジャミル様:投げられた椅子が当たり、鼻血、貧血。喉に鉄の塊を詰まらせる。 エリュシオン様:戸口の柱に頭から突っ込み、気絶。 薔薇姫様:水、砂糖水、唐辛子の入った水を浴び、肌に火傷。 |